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映画『少女』感想(ネタバレ)

いつまで暑い日が続くのだろうとうんざりしていたら、急に涼しさを通り越して寒さを感じるようになりました。
いかがお過ごしでしょうか?

10月22日には吾郎さんご出演の単発ドラマが放送されるということで楽しみにしています。
どちらかというと連続ドラマより単発が好きな私です。
ちなみに主演の女優さんには「似てる」と3人くらいの人に言われたことがあります。
と書いておけば、観劇等ですれ違ったとしてもどなたにも私だと気づかれることはないと思われます。

ハイ、10月8日の映画『少女』初日舞台挨拶に行ってまいりました。
いつもながら、行く前に「行きます」と言えない小心者です。
楽しかったけれど、あっというまの時間でした。
上映後の舞台挨拶だったので、その感想もまたネタバレになってしまいそうなので、ちょっと割愛して、
追記から、映画の感想を書きたいと考えています。
実はまだ原作はおろか映画のパンフレットも手にしていなくて、確認できないところが多々あるのですが、
とりあえず初見の感想ということで、割り引いて読んでください。
間違いもあると思います。

正直なところ、予告を観た限りでは「苦手なジャンルかもしれない」と感じて不安だったのですが、
実際の映画を観たら、想像していたものと全然違って、とても好きな作品でした。
何よりシーン毎の映像の美しさに息を呑みました。音楽もよかったです。
偶然ですが、その後で観た『神のゆらぎ』という映画と同じことが描かれているようにも感じました。
人は皆、世界の脇役でしかなくて、でも存在する限り世界に影響を与えてしまう。そんなことを考えさせられる映画でした。

原作をまだ読んでいないのですが、映画の力をあらためて感じました。
「言葉」とは違う表現。
まなざしの伝えるものは言語化するとこぼれ落ちてしまう。ひとつのまなざしにいかに多くの感情が込められているか。それを伝える作品だと思います。
そして、直截に言語化された、言葉で切り取られたものの残酷さも感じました。言えない人のまなざしが訴えるものを受け止めようとする、想像することが大切に思えました。


─以下ネタバレ有─

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番組を見ながら考えたこと

是枝裕和さんがゲストの2016年9月1日『ゴロウ・デラックス』。
このブログの記事を書く時は大体録画を見返しながら書いているのですが、それをやるとどうしても時間がかかってしまう&自室でしか書けないことになって、いつまでも更新できないので、今回は番組を見た記憶を頼りに書くことにします。
間違い勘違いがあったらごめんなさい。

私も「好きな監督は?」の問いを受けたら必ず挙げるお一人が是枝さんです。
しかしながら番組冒頭で吾郎さんがおっしゃっていたのと違って、私にはまだ観ていない作品があります。言い訳すると、映画をDVDで観る習慣がないので上映を逃した場合なかなか機会を得られなくなってしまうのです。『海街diary』も一緒に観る約束があったため、いまだ。
今回の課題図書である『映画を撮りながら考えたこと』のほうも、ミシマ社ということもあって「いずれ」と思いつつ早3カ月。うむむ。
『海街diary』の時の雑誌「switch」は買ったので、番組でのお話はそれなりに頷きながら聴くことができました。

ちょっとだけ、挿入される映像の割合が多く感じられました。山田太一さんの回でもそう感じたのですけれど。
本で語られていることをその場で見せるというのは、それがテレビの良さなのかもと迷うところではあるのですが、うーん、でも、読み手の能動性というか主体性を損なう行為ではないかしら。映画(ドラマ)の一部分だけを「ここがそのシーンです」とポンと出してしまうのは、少しひっかかる。
それは私が該当の作品を観ていないからでしょうか。それに、それを言ってしまったら、本の一部分だけを抜き出すこともアレなわけですが。

ゴロウ・デラックスという番組を大好きなのですが、時々その性急さが気になることがあります。断定が気にかかるというか。
それは公式ホームページに載っているキャッチコピーに表れているような。あのコピーはいただけない。本に関わる番組なのだから、もう少し言葉に意識的であってほしい気がします。

たとえば今回の是枝監督の演出方法についても、まあ、有名な話だから省略されたのかもしれませんが、基本は子役(演技経験の少ない人)に台本を渡さず口伝えをされているのですよね。そこの話がないと「夏帆さんは一応(台本の展開を頭に)入れて来てるから」が通じにくくなってしまうような。

うーん。記憶で書くと、気になったところが残っていてそこばかり言及しちゃうから、あまりよくないですね。
全体としてとても楽しい回でした。
そうですね、特に是枝さんの目の鋭さが印象的でした。
なんというか私がファンの人は、作品で好きになっているつもりなのに、作家ご本人がどなたも素敵な人ばかりで、我ながらどうなの?って感じになってて、是枝さんも例外にもれずの素敵な方で、でも、相対する吾郎さんをごらんになる目がかなり鋭く感じられました。観察者の目?
その鋭い目でまっすぐ見つめながら頷かれるのがすごくいいなあって。
吾郎さんが「一番大切なことですから、お芝居で」と力を込めておっしゃったことに頷くお顔や、「当たり前のことがどんどんできなくなってきちゃうんですよね、お芝居って」「そうなんですよね」「ぼくなんかは、も、いつもダメだなと思うんだけど」というやり取りでの是枝さんの表情が、なんか、すごく好きで。じっと見つめた後で、少し口元をほころばせるというような。

「目の前の役者さんから思いついたシーンがやっぱり一番撮ってても楽しいですし、そこのアイディアは間違いない、気がします、自分の頭で考えたことよりも」とおっしゃって、プクッと頬を膨らませたのも印象的でした。ちょっと吾郎さんぽい。対話をしていて表情が移ったのだとしたら面白いしファンとして嬉しいです。

ドラマの現場で台詞が変わる話はちょっとカットされたんじゃないかなって感じたのですが、どうなんでしょう。「ちょっと安心します、そういう話聞くと」の「そういう話」が出てたようにも感じる。もしあったのだとしたら、映画の映像の分を少し削ってその話をするお二人が見たかったです。

使われなかったアップについての「これ、ぼく言わないほうがいいですか? 監督に」「いやそんなことないです、ないです」「ほんとに?」「お互いにとっていいです、きっと。わだかまりがあるよりは」「いや、でも言われたくないですよね、監督だったら」のやり取りもとても楽しくて、いたずらっぽさを湛えた是枝さんの表情が本当に素敵でした。

あと「気持ちよくお芝居したからダメだったのかな。それがダメなのかな、逆に」が本当に吾郎さんらしくて好きな言い方でした。
「でも演技は顔だけじゃないよね」だけで終わらないところが。

ちょっとだけ、役者さんとしては理が勝ち過ぎているのかもと思ったりもするのですが。全体を見ようとする目は、時に自縄にならないかと。
吾郎さんには、映画は監督のものであるという考えが確固としてあると思うのですが、そして、その考え方が潔くて好きなのですが、抑えすぎちゃうところもあるのかなあって、ちょっとだけ考えてしまいました。
こんなふうに感じたのは、是枝さんの「説明します。それは説明する義務があると思います、監督に」があったからかなあと思います。やっぱり監督の言葉だと思いました。
ディスカッションが作品をもう一段上げてくれるかもしれない。反対に無用で無駄な時間になっちゃうかもしれませんが。
「正解」のないところでその人がどう考えるかって面白いですね。
私が是枝作品を好きなのもそこかもしれません。

映画に関わるお金の話は、まあ、本を読んでから、かなあ。
番組を見ただけだと、映画館を弁護したくなっちゃう感じもありました。きっと私たちに一番近いからかしら。シネコンだってスクリーンの一つは興行収入の低いだろうミニシアター系作品に当ててくれているところもありますし。
文化は、土壌というか私たち受け手の問題が大きいんじゃないかしら。




合体ロボ

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&俺

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しらとりれーこ的な?

ドラマ「不機嫌な果実」第一回を見ました。
うーん。吾郎さんが出ていなかったら、見ないかもなあ。
勘違い麻也ちゃんの暴走を笑うコメディーなのかなあ。巧いとは思うけれど、まだ興味を誘われない。わりとどうでもいいやって感じの展開なので。
私の場合、恋愛ドラマを面白く思うのはキャラクターの魅力によるところが大きいのかなあと自己分析。実際に知っている人たちなら出歯亀根性で興味津々に聞ける話としても架空の人たちなればこそキャラクターに魅力がないと厳しいというか。退屈です。
魅力というのは特別な人にだけあるというものじゃなくて「普通」で「いそう」でも魅力あるキャラクターじゃないとさあ。あー、でも逆を狙っているのかしら?「いねーよ」のツッコミ待ち?
もっともっと麻也ちゃんの暴走に拍車がかかって、それを栗山さんの持つ愛敬で笑いに転化できたら面白くなる気はしますね。成宮くんもそっちに頑張っていると思います。
いわゆる、しらとりれーこ的な感じで。
見た目は完璧な美人だけど振り切れてて突っ走っちゃうキャラクターって魅力的ですもんね。

初回を見た限りの印象では、主人公の麻也ちゃんは、見た目もよくて頭の回転も早く知識もあって可愛げも持っているにもかかわらず「つまらない人」なんだろうなあと思いました。

夫から「女として見てもらえない」と嘆いているけれど、夫からしたらマザコンでも仕方ない環境になっちゃってる気がします。
母親は着物を着こなし、料理も上手、好きなピアニストがいてきっとクラシック音楽にも親しむ家庭で育ってきて、漠然と自分もそういう家庭を築くだろう未来予想があったんじゃないかしら。
でも現実に自分が結婚した相手は、ピアニストの来日を知って昔の恋人に連絡を取る口実に使うような女性で。うん、まあ頭はいいよね(笑)。きっとある程度の知識/教養もある。
ただ、「つまんない人だな」とは思っちゃう。
夫はそのこと(来日を口実に連絡をとったこと)自体を知らなくても、きっと一緒に生活していく中で、様々な場面で、この人はこういう行動を取っているだろうなって想像がついてしまって。本当に巧いドラマだと思います。
私が吾郎さんファンだから、そっちの立ち場に立ってしまうのかしら?
いやいや、これ、普通に男女関係なく、つらいだろうと思います。妻が夫であっても。
その人が「そう」なのは、悪意があるわけじゃないからその人が悪いわけじゃないんです。でも、そういう人と生活を共にするのは、ある種の人々にとっては耐え難い苦痛になるような気がします。
私は自分が女だからか、夫が「そう」だったらつらいだろうなと想像します。きっと他人からは羨まれるような容姿で学歴も教養もあって、でも「つまんない」の。だから尊敬できなくなって愛情も失せちゃうんじゃないかしら。そういう人と生活していくのはかなり厳しいと思うんです。

麻也ちゃんは、夫を「こうちゃん」と呼んだり、友人に「ごめんね、嘘ついて」と電話をかけたりする可愛げを持っていて、自己演出も上手だし、初対面の印象なんかはバッチリなんだろうなあ。
たま〜に会うだけなら魅力的な人っぽい。

ただ、その「つまらなさ」を元恋人の野村にも、キープくん弁護士にも悟られてしまっている感じが出ていましたね。
夫が「君どうせ行かないでしょ」と言った来日コンサートが、口実に過ぎないことを野村もしっかり見抜いていたんじゃないのかなあ。据え膳であることを踏まえて食らう余裕がありましたものね。
そもそもキープくんとの「彼女はあなたの“弁護士”っていう肩書きが気に入っただけなのよ」「そういうコが多いから、ぼく弁護士ってこと隠してたんだよね」「え」「本当に気が合うんだよ、ぼくたち」の会話ったら。そこで(毎月、会って食事をしてきた私の時間は全部無駄だったの?)という感想を持つところが……持てるところが、「つまらなさ」に筋金が入っておられますなあ。
だから、ドラマとしては「巧い」と思うのですけれど、そのつまらない人が不倫をするということに関しては、まあ「どうでもいいんじゃないですか」しか出てきません。これまで彼女が「誠実に経験してきた恋愛」とやらと同様。現実に知っている人の話だったらまだしも。展開を知ったところでそれが何?
例えば写実画が「写真のようにリアル」でも、それだけでは「上手ですよね」という感想しか出てこないようなものです。そこに何かしらの「感動」がないとさあ。「いやだ!」という嫌悪でもいいから、こちらの気持ちを動かすものが何か。

アレですよね、男女間の恋愛?のみならず、職場でも麻也ちゃんは徹底して「つまらない」人として描かれてますね。
「秘書とは名ばかりの事務員として働くようになったけれど仕事は単純でつまらない」って、いやいや勝手に「名ばかり」にしてちゃダメでしょ。
秘書系の仕事をしている友人達は口々に「ボスに仕事をさせるのが私の仕事」って言うよ。基本は愚痴ってるコの方が多い。「もう本当にあやしてなだめて、イイコイイコして仕事してもらってる」そうで。
そういう仕事を「単純でつまらない」に持っていけるのは、ある種の才能かもしれないですね。
新しい人が入って職場の空気が一変するさまが見事でした。
確かに麻也ちゃんは「損してる」と思います。もし私が同僚だったら、間違いなく「あのコ損してるな」と見ちゃう。

これはもう栗山さんの愛敬で勝負なドラマな気がしています。
もっと暴走して、して。
私にとっては栗山さんは日本酒好きという点で勝手に親近感を抱いている俳優さんなので、期待しています。
だってクールビューティーなお顔立ちなのに、可愛いんだもん(ここは親近感じゃないです)。
それがうまくハマったら、すっごく面白くなると思う。
うん、私としてはやっぱりしらとりれーこ的なドラマになってほしいです。
とりあえずファンとして、こうちゃんチェックのために視聴は欠かしません。

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